腕時計の豆知識
- なぜ左腕に着けるのか -
『PELAGOS LHD』
2024年2月28日
突然ですが皆さん、腕時計を利き手とは逆の腕に着けることを不思議に感じたことはございませんか。
実は逆の腕に着けるのには、理由があったのです。
今回はそのような’’?’’に少し触れてみたいと思います。
まず腕時計の歴史について少しお話をします。腕時計が作られるようになったのは18世紀末頃です。当時は衝撃にとても弱く、ちょっとした弾みで部品が破損し、時計が止まるトラブルが頻繫に起きていました。拳でデスクを叩くような動作でも、小さく細かい部品で組み上げられた腕時計にはかなりの衝撃が加わるからです。
そこで、できるだけ時計に衝撃を与えないように、時計店では利き手とは逆の腕に着けることを勧めていたそうです。その影響と一般的に右利きの方が多かった為、左手に着けるのを前提に、リューズは3時位置に付けられるようになったといわれています。
左手に着ける腕時計が多い中で、実はTUDORには右手に着けることを想定して作られたPELAGOS LHDというモデルがあります。
こちらのPELAGOS LHDは、かつて1970年代にフランス海軍からの依頼を受けて左利きのプロダイバー用のモデルを作った過去があり、その歴史にオマージュを捧げて作られたモデルです。現在販売している中では唯一のLHD(レフトハンド仕様)モデルなので、特別感を感じていただけると思います。また、LHDモデルを右手ではなく左手に着けることで、リューズが手の甲に当たらないというメリットもあります。
現在では、利き腕に関わらず、好みやライフスタイルに合わせて時計を着ける腕を選ばれる方も増えています。
お手持ちの時計を今まで着けていた腕と逆の腕に着けてみることで、
新たな発見や印象の違いを楽しむきっかけにしてみるのはいかがでしょうか。
商品一覧はこちら:https://www.tudorboutique-by-glorious.com/collections/all